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「地すべり対策工事(平崎地区R5-1工区)」竣工

2025.06.04

下記の工事が、平崎地区自治会の皆様、関係者各位の多大なるご支援・ご協力をいただき、無事8号集水井が竣工致しました事をご報告申し上げます。今後も、安心・安全な郷土創りに貢献できる、技術の向上に努めて参ります。

≪工事概要≫

工事名 地すべり対策工事(平崎地区R5-1工区)
発注者 鹿児島県 南薩地域振興局建設部
工事場所 平崎地区 南さつま市坊津町久志地内
監理技術者
現場代理人
若松 和幸
品質証明員 住吉 武志
工期 令和5年11月30日~令和6年10月4日(310日)
請負金額 約1億2,368万円
工事内容 集水井工 LPφ4000 全長:H=52.0m
集水ボーリング工 8号集水井 削孔径φ90m/m L=450m/10本
(下段:45m×10本=450m)
排水ボーリング工 8号集水井 削孔径φ135m/m L=71m/1本

≪平崎地区(南さつま市)地すべり対策事業≫

鹿児島県「令和6年度 土砂災害防止への取組」より

≪8号集水井の工事紹介≫

平崎地区は、平成27年の梅雨前線豪雨により、国道の陥没や市道での舗装隆起など地すべり災害が発生し、今後の被害の拡大や再発防止を図るため、地下水の排除・アンカー工など、地すべりを抑制・抑止する工法を計画し、人家や国道などの保全対象を土砂災害から守るため、今後も整備を進めていく事業です。
鹿児島県は、『県民の生活と暮らしを守る安全な郷土づくり』を目指しています。(鹿児島県HPより抜粋)

本工事は、直径4.0mのライナープレート集水井を深さ52.0mまで築造し、集水ボーリング(下段:延べ=450m/10本)にて除去した有害地下水を、排水ボーリング(延べ=71.0m/1本)を行い排出し、地山の抑制効果を計るものであり、弊社の技術が最も活用される工種の一つです。集水井工の掘削は、GL-17.0m付近より、風化した軟岩から硬質な岩盤に変わり、工期短縮のため、中硬岩~硬岩部は含水爆薬を使用し掘削しました。材料入荷の遅れはありましたが、工事関係者がお互いに協力し、深く硬い岩盤と言う厳しい作業環境の中、掘削土留めを完了し、集排水ボーリングまで工程通りに施工することが出来ました。集水ボーリングの施工が進むにつれ、各集水孔から地下水が流出する様子と平崎地区観測孔の水位が降下するデータが顕著にあらわれ、集水ボーリングの効果が得られたと満足致しました。

記事執筆:工事部/さく井部 若松和幸

8号集水井(立入防護柵は、次工区へ発注)
8号集水井(立入防護柵は、次工区へ発注)
8号集水井(全景:H=52.0)
下段:集水ボーリング工 No.1〜No.10

株式会社アーステクノは、地質調査、さく井、土質試験や地すべり対策を中心に、安全で住み良い環境建設に貢献する
地域密着のジオ・コンサルタント企業です。

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