地すべり対策工事（平崎地区２工区）が完成しました。

下記の工事が、地元住民のみなさま、関係者のみなさまからの多大なるご支援ご協力のおかげをもちまして、無事完了致しました。今後も、地域の安全に貢献できる、さく井・ボーリング施工技術の向上に努めて参ります。

≪工事概要≫
工事名	災害関連緊急地すべり対策工事（平崎地区2工区）
発注者	鹿児島県南薩地域振興局建設部
工事場所	鹿児島県南さつま市坊津久志地内
現場代理人	貴島正和
工期	平成28年3月29日～平成28年10月19日
請負金額	約3,900万円（税込）
工事内容	ライナー掘削	深度19.5m
	集水ボーリング	削孔長50.0m×9本
	排水ボーリング	削孔長53.4m×1本

≪工事紹介≫

現場は国道226号線沿いで、地すべり地特有のなだらかな丘陵地で背後に急斜面が迫っています。

工事内容は、地すべりの不安定化を防止するために、地下水を速やかに排水するための施設で、集水井の掘削と、集水・排水ボーリング工からなり、弊社の技術が最も活用される工種の一つです。

集水井の掘削工事は、軟弱地盤で崩壊防止のため地盤改良を必要とした部分や、掘削速度が20～30cm/日という大変硬い部分もありました。集排水ボーリングに関しては順調に施工できました。

災害や事故もなく、当初予定の工期よりも、1カ月以上前に完成することができました。

空中からの全景。国道２２６号の上方斜面で施工

完成状況

集水ボーリングから地下水を排出。かなりの水量であり、降雨時には大量になる場合もあります。